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「Hey,Mercedes」新型メルセデス・ベンツAクラスの新機能「MBUX」とは?

“紳士のクルマ”から“若者のクルマ”へ

2月ワールドプレミアされ、若々しいデザインで若年層のマーケットシェア拡大を目指す新型メルセデス・ベンツAクラス。今回のAクラスには、パソコンはもちろん、スマートフォンを所有し生活の必需品となっている20〜30代に狙いを定めた新技術が投入されています。

インフォテイメントシステム「Mercedes-Benz User Experience(MBUX)」は、新型Aクラス初公開から1ヶ月前にアメリカ・ラスベガスで開催された世界最大の家電見本地「CES 2018」で発表した人とクルマの新たなコミュニケーションシステムです。

12.3インチのデジタルメーターと7インチもしくは10.25インチのモニター(こちらはオプション装備)で使用できるMBUXは、メルセデス・ベンツとPC向けの画像処理チップ(GPU)や近年では自動運転システムの核となるパッケージを多くの自動車メーカーに供給しているNVIDIA社とメルセデス・ベンツの親会社「ダイムラーAG」が提携したナビゲーションプログラム開発をしている「what3words」の3社が開発した次世代インフォテイメントシステムです。

AIらしい、AI

MBUXの核となるのは、NVDIAのAI技術支援で実現した音声認識AIシステムです。Apple社の音声アシスタントシステム「Siri」みたいに「Hey,Mercedes」と声を掛けるとMBUXが起動し、ナビゲーションの設定からエアコン・マルチメディアから走行システムに関わる部分まで音声操作が可能です。このAIは、NVIDIAが得意するディープラーニング技術も応用。過去の音声コマンドの様に「〇〇に行きたい」「再生、停止」などなど….ロボットみたいなコマンドではなく、友だちみたいに「ヘイ、メルセデス。明日傘いるかな?」とか思い立った様に「ヘイ、メルセデス。〇〇を買いに行きたいんだけど」なんて言うと、お店を照会します。

当然学習していくので使っていくほどユーザーの嗜好を理解していくのでMBUXから夕食のレストランの提案や好きな音楽コンテンツなどを提案・提供していきます。OTA(無線アップデート)で常に最新の情報、新たな機能も追加されます。

またメルセデス・ベンツ独自のコンシェルジュサービス「Mercedes me connect」もアップデートし、「Mercedes me connect」を使用しているクルマ同士で走行データを共有し、安全なルートを提案したり、駐車中のクルマが不自然な衝撃や牽引が感知されると所有者に通知する機能が追加されました。

それ以外にも「ガソリンスタンドの燃料価格」「駐車場の空き情報」をリアルタイムでMBUXに表示もできるそうです。

ここ2〜3年、メルセデス・ベンツはブランド・イメージの若返りに取り組んでいます。その大きな一歩となる新型Aクラス。スマホ大国・日本の若者には受け入れられるのかが注目です。日本市場には今年夏登場予定です。