自動運転技術と先進の安全技術を備えた、メルセデスベンツの新型Eクラス!発売前に徹底解説 !

今年、世界各地での販売が開始される新世代Eクラス。ついに、その全容をプレビューする時がやってきました。

基本は、「小さなSクラス」

2016年1月のデトロイトモーターショーで、メルセデスはついに次期型Eクラスを公開しました。コードネームはW213となっており、伝統ある「Eクラス」のモデル名を引き継ぎつつ、Sクラスの小型版あるいはCクラスの大型版と言えるデザインで登場しました。

このモデルをもって、Eクラスとしては10世代目を迎えますが、コードネームW212の先代型からは大きな変貌を遂げています。

新型Eクラスのデザイン

ホイールベースは2.6インチ(約6.6cm)延長され、それに伴って全長も1.7インチ(約5.3cm)大型化しています。空力性能も改善され、Cd値は0.23をマークしています。デザイン面を見ると、新型Eクラスは最新のメルセデスファミリーと同じく、クーペライクなルーフラインを持ち、それが幅広なリアデッキへとつながっています。

オーバーハングは短く、またフロントノーズは長く、そのキャラクターを際立たせるデザインとなっています。メルセデス自身は、この最新のデザイン言語を「センシュアル・ピュリティー(Sensual Purity “官能的な透明感”)」と表現しています。先代のW212がより角張っていたことを思えば、新型では美的な要素にも磨きがかかったと言えるでしょう。

こうして、メルセデスのセダンモデルは共通のデザインを持つことになりました。新型Eクラスの非常にスタイリッシュなインテリアも、最上級モデルであるSクラスから譲り受けたものです。

インテリアにおいても、最新のメルセデスデザインが適用されたパーツが光ります。12.3インチのタッチスクリーンが全体にハイテク感を醸し出し、64色から選べるLEDムードライティングが室内を飾ります。

おなじみのインフォテインメントシステムは、新たに手書きの文字を認識するタッチパッドを備え、さらにステアリングホイールには、横方向にも縦方向にもスワイプできるタッチ・センシティヴ・ボタンも設定されました。

このようにスマートフォンに準じたインターフェイスとなっているため、ドライバーはハンドルからまったく手を離すことなく、インフォテインメントシステムを操作することが可能となっています。

デビュー当初のエンジンには、「SLC300」や「GLC300」にも搭載されている、最高出力241PS・最大トルク370N・mの2.0リットル直列4気筒ターボが設定されます。トランスミッションは、すでに「SL」「CLS」「GLC」でも見られる、9速ATとなっています。現時点ではまだそれ以外のパワートレインは公表されていませんが、ツインターボのV6のほか、いずれはAMGモデルへのV8の搭載も予想されます。

AMGについては、「Hot V」と称される4.0リットルのM177型エンジンが採用されると考えられます。これは現行の「AMG C63」にも載せられており、従来のAMGでのM157型5.5リットルエンジンを代替えするものです。

もちろん、AMGチューンの4マティック(4WD)仕様も追加されるでしょう。EクラスのAMGに後輪駆動(2WD)仕様が設定されるかどうかはまだ不明ですが、本誌では答えがYesであると予想しています。

 

新型Eクラスが持つ自動運転技術と安全技術

新型Eクラスで最も進歩を遂げたと言えるのが、自動運転技術と安全技術です。

自動運転への現実性を見据えて、これらのシステムがすでにふんだんに装備されているSクラスと、同様のものが適用されます。「プリセーフ・サウンド」というシステムは、オーディオを介して衝突の危険性をドライバーに知らせる機能であり、また「アクティブ・ブレーキアシスト」は歩行者を感知しつつ、必要な場合は完全停止するまでブレーキ圧を調整します。

これらは双方ともEクラスに標準で装着されますが、すでにライバル車にも採用例がある装備となっています。

一番注目に値するのは、「ドライブパイロット」でしょう。こちらは、これまでのクルーズコントロール機能を、10倍賢くしたようなものです。新装備となるドライブパイロットは、周囲の車両を監視するシステムで、約209km/hまでの速度に対応しています。これと、「ステアリング・パイロット・アシスト」と組み合わせて作動させれば、自動運転が可能となります。

このほか、世界初の装備として、「Car-to-Xコミュニケーション・システム」が挙げられます。これを使って、クルマ対クルマだけでなく、道路上に設置された情報通信設備との連絡も行えるようになり、安全運転への貢献度が高まります。

こうした数々の機能は、同じく安全性を高度に高めたスウェーデンのライバル、ボルボの新型「S90」を相当に意識していることの表れです。さらには、これだけの技術を搭載していれば、アメリカ・シリコンバレー発の “自動運転勢力” とも対等に渡り合えると計算しているようです。

ベンツが見据えている未来

メルセデスベンツ・Eクラス。新型も、先代モデルたちと同様に、世界各地のマーケットで人気を博すことになりそうです。やはり、レーダー技術と自動運転技術の搭載が、その最大のポイントと言えましょう。

ドイツを代表する一大メーカーとして、自動運転の未来をしっかりと見据えているかのように、メルセデスベンツはそのためのインフラを着実に構築しています。

 

Before The Drive: Mercedes-Benz E-Class
Before The Drive: Mercedes-Benz E-Classwww.carbuzz.com

 

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