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6月のポルシェのモータースポーツ活動は大忙し!

6月16〜17日にフランス「サルテ・サーキット」で行われる世界一有名な耐久レース「ル・マン24時間レース」。既に現地では事前テスト走行が行われていたりお祭り騒ぎになっています。

昨年でLMP1(耐久レース専用設計のプロトタイプマシンクラス)での参戦を終了したポルシェは、2018年のル・マンに4台の911RSRを持ち込みました。そのうちの2台のカラーリングは、ポルシェファンにはたまらないカラーリングで参戦します。

ポルシェにとって2018年は市販第1号「356」が生産されて70年目の記念日で、今回紹介するカラーリングもその取り組みの1つです。

更に昨年までル・マンLMP1で走行していた「ポルシェ919」をルールの枷から解き放たれたモンスターマシン「919 EVO」でポルシェ自身がもつニュルブルクリンク・ノルドシュライフェのコースレコードを打ち破るため、決死のタイムアタックが行われました。

ル・マンに縁あるカラーリングが復活!

今回スペシャルカラーリングで参戦するのは、4台(91,92,93,94号車)のうち、WEC(世界耐久選手権)にフル参戦している「91号車(リヒャルト・リエツ/ジャンマリア・ブルーニ/フレデリック・マコウィッキ組)」と「92号車(ミハエル・クリステンセン/ケビン・エストル/ローレンス・バンスール組)」です。

91号車は、日本でも有名なブルーとホワイト、ゴールドのストライプが取り入れられた、ポルシェレーシングカーとしてもっとも人気高い「ロスマンズカラー」をイメージしたカラーリングになります。

代表的なロスマンズカラーのポルシェは、1980年代のル・マンをはじめとした耐久レース・グループCカーのレースで大暴れした「ポルシェ956」「ポルシェ962」ですね。耐久レース以外にもラリーの世界で「ポルシェ959」や「ポルシェ911」がこのカラーリングで走行し、好成績を残しています。93,94号車は従来のワークスカラーです。

92号車は、1971年のル・マン24時間耐久レースに参戦した「ポルシェ917/20」のカラーリング、通称「Pink Pig」または「トリュフ・ハンター」と呼ばれています。

「ポルシェ917/20」は、1969年に生産されたレーシングカー「917」をル・マン24時間レース用にワイドボディ化した車両です。当時のポルシェレーシングのメインスポンサーは、イタリアの酒造メーカー「マルティニ」でしたが、あまりに不格好だったため「このマシンにマルティニの名前・ロゴを描くことは絶対に許可しない(この時マルティニの担当者がマシンをみて“Pink Pig”と言い放ったのではという噂も)」と通知。ピンクのカラーリングと各所に豚肉の各部位が表記されました。

目指すは6分切り!?

ところ変わってドイツ・ニュルブルクリンクでは、ポルシェ最速のレーシングマシンが自身が30年前に打ち立てたコースレコードを破るための準備をしています。WEC昨シーズンでLMP1への参戦を終了したポルシェ。LMP1マシン「ポルシェ919」は、そのままシュトゥットガルトのポルシェ博物館行きかと思いきや、レース参戦をやめたことでルールによる縛りがなくなったので、ポルシェワークスチームは919にポテンシャルを限界まで引き出すチューニングを施行。

この70周年行儀の一つとして世界中のサーキット回る「919トリビュート」。
用意したのがこの「919 EVO」なのです。

919EVOを簡単に言うと「スーパーラップマシン」。WECのルールでは認められなかった空気パーツの数々、リストリクターの制限がなくなったことによるパワーアップ、電気モーターの出力を限界まで引き上げなどなど・・・まさに「ドリームマシン」となってサーキットに戻ってきました。

そのスタートでベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットでタイムアタック。
2017年のF1マシンを凌駕するスピードで昨年のベストタイムをコンマ7秒上回るレコードタイムを記録。

次のターゲットは先に紹介した「ポルシェ956」が1983年に記録した「6分11秒3」を破ることです。

それのセッティング出しなのかテスト走行を繰り返ししている様子がYoutubeにて公開されています。ただただレコードタイムを更新するのではなく、前人未到の6分切りを狙っているはずです。

もはやゲームの世界になってきています。どれぐらいの記録が出るのか今から楽しみですね!