M2に乗る前に、あえて原点の完成形であるE46型M3を味わってみませんか?という提案

いつしか大きく、重くなっていたM3

BMWの3シリーズというクルマはバブル景気の頃であれば「六本木カローラ」とまで言われてそれほど車格が高かったわけではない、BMWの中でもエントリーモデル的な扱いでした。
そのクーペ版をBMW M(旧BMW Mスポーツ)でチューンしたハイパフォーマンスモデルのM3も今の目で見ればコンパクトなボディにハイパワーエンジンを搭載し、直線での圧倒的な加速力と、優れたコーナリング性能を武器としたコンパクトスポーツのようなポジションだったのです。
それが2004年に1シリーズが発表された事に伴ってエントリーモデルとしての座を譲った3シリーズは大型化し、それに伴いM3も4代目E90系では大型セダン、クーペ、カブリオレで構成されるラグジュアリースポーツへとキャラクターを変更。
さらに5代目のF80では3シリーズのクーペが4シリーズに分離した事に伴い、M3クーペもM4となり、M3は大型ラグジュアリースポーツセダンとなって今に至っています。
かつてのM3に憧れていた世代にとってみれば、M3は元よりM4もパワーに物を言わせた過激感は認めるものの、「本来のM3とはちょっと違う」と思い始めていました。

「かつてのM3」の再来、M2登場

ハッチバックとクーペでスタートしたエントリーモデルの1シリーズは好評でしたが、2013年にはクーペとカブリオレが2シリーズとして分離します。
エントリースポーツクーペの2シリーズのサイズは「かつての3シリーズ」と似通っていた事から、否が応でもハイパフォーマンス版、M2の追加設定が期待されます。
そして2015年にはそれが現実のものとなり、試乗した者は一様に「そう、この感覚はあの頃のM3と一緒だ!」と歓喜したのです。
初代1シリーズクーペのMモデル、1シリーズMクーペは結局日本への正式導入が見送られたので、日本市場においては長らくBMWのコンパクトハイパフォーマンスモデル不在の状態が続いていましたが、2016年のM2日本導入も決まり、待望の「かつてのM3」に匹敵するモデルが日本に帰ってくる事になったのです。
 

最後の「かつてのM3」E46とはどんなクルマだったか

それでは「かつてのM3」とはどんなクルマだったのでしょうか。
大幅にサイズアップする前の最後のM3、すなわち旧世代M3の最終発展系と言うべきE46型は1999年にドイツ本国のフランクフルトモーターショーで発表後、2001年に日本で発売開始しました。
特筆すべき点は2点あり、前作の2代目E36で故障が頻発した6速セミオートマトランスミッション「SMG」をリファインした「SMGII」を搭載してきた事。
E36M3のSMGでギクシャク感を感じていたオーナーがE46M3のSMGIIに試乗した途端に「まるで別物」と大絶賛したというエピソードが当時のインターネット上の記録に残っている事からも、デュアルクラッチ式の7速DCTに切り替わる前のセミATとしては決定版と言って良いでしょう。
そしてもう一つが、左ハンドルしか無かったM36M3に対し、M46M3では左右どちらのハンドルも選べるようになっていた事です。
その上でエンジン出力もトルクも向上し、それでなおサイズとしては全長4.5m未満、全幅1.8m未満に収まっていたのですから、エントリーコンパクトスポーツのハイパフォーマンス版として、E45M3はまさに決定版と言えます。

M2が出た今、あえて「かつてのM3を確かめる」

まもなく日本でもデリバリーが開始されるM2は3リッター直6ツインターボで370馬力/47.4kgf・mというスペック。
全幅も1.8mを超えて1,855mmとなっているので、やや大きいもののE46M3とはほぼ同じ全長・全幅で、少しだけ軽くてハイパワーなのがM2です。
しかしここであえてM2から失われ、E46M3にしか無い魅力があるとするなら、やや排気量の大きい3.2リッター直6NAエンジンによる、「回す楽しみ」としての部分でしょうか。
ツインターボによるハイパワー、大トルクを電子制御で制御する最新のM2か!
それとも、M2を待っていた人が本来待ち望んでいた姿そのものの決定版である、E46M3を今あえて乗るか?!
2001年式で走行距離も8.1万kmと、耐久性には定評のあるBMW車としてはまだまだこれからのクルマな割に、210万円と個人売買のAncarならではのバリュープライス!
新世代のM2の刺激にさらされる前に、一度「本来の姿、原点」とも言えるE46M3に乗っておくのもいいかもしれませんね!
また、E46M3の定番故障箇所、トラブルについて知りたい方は、こちらからご覧いただけます。整備工場との繋がりがあるAncarだからこそ載せらる情報もあるので、ぜひご覧ください。
新世代M2に関する記事は、こちら
 

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